パパ大統領 VS ママ大統領
息子と寝る前に色々雑談をしますが、先日の夜の話題は「我が家の改革」について。
我が家はDINKS(Double Income No Kids)の期間が16年間と長かったので、夫と私で自然と家事の役割分担があり、息子に役割を与えずにきていました。
学校でお手伝い表みたいな課題があった時も、手伝う習慣が無いので「ママの寝かしつけ」や「マッサージ」というような先生からみたら???という内容の記述ばかり。
親の感覚がおかしいので、個性的でいいんじゃない?くらいに解釈していましたが、やはり親がやり過ぎてできることをさせていないのも問題じゃないかと、息子に問題提起。
そこで
私 「ママが我が家の大統領になって、家事の分担を3等分にしてみんなでこの国(家)を良くしたいと思います!」
と息子に宣言してみたところ
息子 「嫌だ!絶対に反対!デモを起こします。」
と猛反対。えー--!
そんなに嫌がる?というくらい拒否反応。
しかも
息子 「それだったらパパ大統領の方が気楽な国で良いよ。パパ大統領を推薦します。」
えー--!パパを推す?
我が家の政治抗争で息子と大揉め。
私もなんだか負けてはならないとムキになってしまい、どうしたら私が大統領になりこの国を良くしていけるか、国民を幸せにできるか、国民に慕われる大統領になれるか考えてしまいました。
声を優しくして訴えてみたり、色々やってみましたが
息子 「ママが大統領になったら恐怖政治だ!絶対に阻止する。」
と強固な構えは変わらず。
やっぱり私って普段から怖くて支配的な母親なんだなぁと痛感。
普段息子は、パパよりママ!ってママっ子を装っていますが、パパと一緒の方が自由にできて伸び伸びしていられるんだなぁと。
架空の国の大統領選で、子供の本心を知れた感じでした。
多数決
私 「パパはどっちの大統領が良いですか?」
父親 「ママ大統領でお願いします。」
私 「民主主義で多数決のため、過半数に達したママが大統領に選ばれました。」
息子 「絶対反対だ!俺はそんなの絶対に認めない!」
この日は、眠い父親が私と息子がギャーギャー揉めているのに呆れ「くだらないこと言ってないで早く寝な。」と言われ終了。
ただ、息子は翌朝起きて「おはよう。」の前に
息子 「俺は絶対ママ大統領は認めないからね!」
と。朝から蒸し返す話じゃありませんよ。
どんだけママ大統領が嫌なんだよ。。。
息子の戦略
それからちょっと息子の様子に変化が。
夕飯後父親が
父親 「食器片付けて。」
と息子に言うと、普段なら何か余計な一言を言って面倒くさそうにやる息子がテキパキ動いている。
父親 「弁当箱出した?」
と言うと、普段ならお弁当箱の入ったバッグをそのままドンっと置きっぱなしで毎回中身を出せと言われて面倒くさそうに出す息子が、
息子 「これを袋から出して、保冷材は冷凍庫だね。」
と自分からやっている。ママに何か色々難題を押し付けられるくらいなら、パパの言うことを聞いておいたほうが良いという考えなのか?
これが数日続き、よーく観察してみると夕飯の片付けのみ気持ち良くやっていてパパを喜ばせ、あとは息子がパパを上手に使っている。
私 「パパ大統領にしようとしている意味がわかった。さては陰でパパ大統領を操って自分の都合の良いようにしようとしているな?」
息子 「ヘへッ」
結果的に、少しでも自分から気持ち良くお手伝いするようになったので我が家の平和はパパ大統領で保たれるのかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿