二人目は無理
出産直後、こんなに子供って可愛いんだと愛しくて愛しくてたまりませんでした。
年齢も年齢なので可能なら、もう一人すぐに欲しい!と。
そんな野望は、退院の説明時に崩れました。
帝王切開の場合は、産後半年は妊娠しないでください。と。
半年もスタートが遅くなれば、妊娠できる確率がまた下がる!
一人授かっただけでも奇跡なんだから。諦めよう。
今考えれば、不妊治療でしか授かれないので、新生児を抱えての不妊治療は難しい。時間も体力も子育てて手一杯だったのでこの説明が無くても、私たちには無理だったのだと思います。
40代の考える一人っ子
自分が子供の頃って、一人っ子って「わがまま、自己中、自分勝手」など良いイメージが無い時代。それと連動して、その親(姑)世代も、「一人っ子って可哀そう。わがままに育つ。」という感じ。
3歳まで「わがままに育たないように。」と厳しめの躾で、周囲の目を気にして育てていました。
兄弟が欲しい
幼稚園に入り、兄弟がいる子供を目にすることに。
sunnyは、だんだん羨ましがるように。「僕も欲しい」と。
現実的にそれは、できない。
どうしたら良いか?
できないと言われるともっと欲しくなったり、自分が兄弟がいない寂しい存在に思ってしまうかもしれない。
自分が満たされていないと、他人を羨む気持ちが生まれてしまう。
今sunnyがいる環境で、満たすには?
そういえば、一人っ子なのに一人っ子の良さを知らないんだ。というか母も、一人っ子のメリットを否定して、何も伝えていなかった。
一人っ子の良さ
- 親を独り占めできる
- 甘やかされる
- 何でも欲しいものは、買ってもらえる
- 好き勝手に物を使える
- 好きなものを食べられる
etc (3人兄弟で育った母の一人っ子イメージです)
一人っ子メリット子育てスタート
とりあえず、母が思いついたことから開始。
やってみると、意外に言葉だけで何とかなる。
親の独り占めと溺愛は以前からですが、
母 「一人っ子でパパに好き勝手聞いてもらえていいな~。」
など言葉を添えることに。とくに行動は変えなくてOK。
欲しいものを買い与える
おそらく3歳までゲームや市販のおもちゃにあまり触れていないせいか、欲しいものがとくにありませんでした。
たまに、百均に行って、
母 「欲しいものがあったら、何でもかってあげるよ。」
sunny 「わーい。」
多くても3品くらいで、すぐに壊れるおもちゃを買っていました。
数回それをすると
sunny 「もう百均行っても買ってもらわない。すぐ飽きるし金の無駄。」
sunnyって時々、何十年も生きた人間のようなセリフを言います。
そんな感じの金銭感覚が身についているので、何か欲しい物を買ってという前に、ものすごくsunnyなりに吟味しています。
おもちゃにそんなに価値が無いと思っているのか、幼稚園でもお友達とおもちゃを取り合いをすることはなく、誰かとかち合うと、サッと身を引いて他のおもちゃで遊んでいると先生に教えいただきました。
好きな物を食べられる
好きな食べ物はフルーツ。一時、一番好きな食べ物がシャインマスカットに。
さすがに頻繁には買ってあげられない。
そこで、何かのお返しでカタログギフトをもらい、その中にシャインマスカットが。
山形県産のもので一房5,000円くらいのも。それが納品されるのが10ヶ月後くらい。
カタログを一緒に見て、sunnyに選ばせました。
- すぐに食べたいなら近所のスーパーで1,500円くらいのものを買ってあげる。
- ものすごく美味しい贅沢な5,000円のシャインマスカットを食べたいなら、カタログで注文して10ヶ月待つ。
sunnyは、10ヶ月待つことを選択。ある意味本当の食いしん坊かも。
誕生日のケーキはホール食い
ホールケーキは、誕生日とクリスマスのみ買います。
一人っ子だからできる、ホールを切り分けずに、そのままスプーンでかじって食べるホール食いをOKに。
下品っちゃ下品な食べ方ですが、これって一人っ子ならではかも。(一人っ子ならではではないか。母は3人兄弟だったので、憧れがありました。)
小学校の学童で、クリスマスパーティーがあり、ケーキが出たそうです。
sunny 「俺、切ってあるケーキの食べ方がわからない。」
母 「なんで?」
sunny 「俺、ホール食いしかしたことないから。」
考えてみたら、年2回のホールケーキ以外ケーキは買っていないので、そういえばそうだ。
年2回は大胆に行きますが、他は質素な生活です。
この子育てを続けた結果
こんな子育てを4歳から続けて4年。現在8歳。
母は40後半で子供が産める体も、今らから育てる財力もありませんが、
母 「兄弟欲しい?欲しければ作ってあげるよ。」
sunny 「いらない。俺一人っ子がいい。一人っ子って天国~。」
いつでも手に入ると思えば欲しくならない。
人間の心理ってそんなものかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿