〈学童保育のリアル〉という記事を読んで
集英社オンラインで ”〈学童保育のリアル〉児童がすし詰め状態で支援員の目が行き届かずトラブル続出…学童が嫌だから学校にも行かない」と言いだす子ども…高齢者支援員の限界をベテラン支援員が吐露”というタイトルを見て、我が子も学童に行っているので他の学童はどんな感じなのかな?と読んでみました。
〈学童保育のリアル〉として書かれている劣悪な環境として
- 150人近くの児童が在籍する“すし詰め状態”の学童
- おもちゃや本を持って行くと『私物が混ざると管理できない』と言われ
- 学童内でやれることといったら折り紙くらいで、それもまるで配給みたいに配られた枚数しか使えない
- 学年も違う子どもたちが一つの部屋に集められていますが、子どもの中にはやけに衝動的な子もいて、むかってくるような子もいます
- 子どもの数が多すぎて職員は手がまわらない。人数が多いせいか、いつも『みんなで遊ぶ』『みんなで黙っておやつを食べる』みたいな集団主義みたいなやり方
この取材に答えられた保護者の方は、下のお子さんが通う保育園の社福法人の学童保育に転園させたとのこと。
この状況は、息子の学童保育と全く同じ環境とルールです。
小学2年生の時に学童について書いたブログがこちら。
そして、高齢の支援員さんの実態として
「60代以上になると、ザ・昭和っていうか、今の子どもにまったく合わない、時代遅れな対応をしてしまう人が多くいます。優しい支援員さんもいるんですが、言葉づかいが粗かったり、声が大きくて怖かったり、なかには子どもに手をあげてしまう人も。」
手をあげた話は聞いたことがありませんが、それ以外はこれまた息子の学童保育の支援員さんと一致。
息子も私も最初は、かなり衝撃を受けましたよ。
幼稚園の優しいほんわかした先生に囲まれて幼稚園生活を過ごしてきて、いきなり「おまえらならべ!何やってんだよ!」と怒鳴る支援員さん。
これが良いとは思いませんでしたが、親ももう幼稚園生の保護者ではなく、小学生の保護者にギアを変えなきゃいけないんだなと。
学童のルールのある活動
私も施設職員で集団生活をする上でルールが必要なことはわかるので、学童のルールも抵抗感無く受け入れていました。
息子の学童では、折り紙は1人3枚。息子は「学童では折り紙3枚しか使えないんだ。」と言っていましたが、「3枚でできるものを考えて作ったよ。」と聞いて、無い中でできることを考えることも良いなと思えるように。
自宅では折り紙使いたい放題なので、学童で3枚で両三角錐のユニット折り紙を作り、自宅で何枚でどういう立体が作れるか色々試したり、制約がある中と無い中両方の体験ができてルールも悪くないなと。
人間関係
学童では、子供同士の人間関係と支援員さんと子供の人間関係。
色々な学年がいる学童ですが一人っ子の息子がどう友達を作っていくのか。
1年生の入学間もない頃は、1人で居るか同じ幼稚園の子と遊ぶ。
1年生の終わりごろは、小学校の同じクラスの友達と一緒に遊ぶ。
2年生からは、学年関係無く気が合う子や同じ遊びが好きな子と遊ぶように。
3年生になると上級生と力を合わせて、学童の納得のいかないルールの抗議をするように。
支援員さんとの人間関係は、面白い。
昭和世代の考え方 VS 今の子供。
息子の学童で支援員さんとの話を聞いた後、思わず「尾崎豊」さんの曲を思い出して、夫と大合唱してしまいました。
息子にとってはストレスのようですが、へこんだり落ち込んだりするのではなく闘争心の方向に行っているので、支援員さんにとってもストレスになって面倒くさい子なんじゃないかな。
先日息子が怒っていたのが、卓球をする相手がいなく1人でできる方法を考え、牛乳パックにボールを入れるように打っていたら、支援員さんが「それはやり方が違う。それじゃだめだ。」と怒られたと。
怒られたわけじゃなくて、教えてくれたんだじゃないかと息子に言っても、あれは怒っていた。何でダメだと怒られるのかわからないと。
否定されることに慣れていない息子。ただ、社会で否定されないことなんて無い訳で、どう自分の中で折り合いをつけていくのか考える良い機会。
色々な選択
4年生の今年も学童に行っています。入れて良かったです。
4年生のの学童を申し込むかどうか息子と何度も話をしましたがまだ1人で家にいる時があるのは怖い。学童の審査結果が届いたときはドキドキしていて、入れることがわかった時は喜んでいました。
嫌なこともあるけど、良いこともある場所。
何か、職場みたいな感じかなと思ってしまいます。
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