公立の学童はどんな感じ?
来年度新1年生で学童を利用予定のお子さんがいる方、学童って実際どんな感じなのか心配な保護者の方もいらっしゃるのでは。実際に2年間利用しての状況をご紹介します。
地域性やコロナ禍で色々条件が違う場合もあるかと思いますので参考程度に見ていただければ幸いです。
息子は、小学校入学と同時に公立の学童(留守家庭児童保育所)に入所しました。地方の全児童450人くらいの小学校で学童の入所児童は150人です。
利用できるのは1年生から5年生で、学年が上がるにつれて利用生徒数は少なくなります。
利用料金・時間
- 利用料は毎月5,000円プラス2,000円(おやつ代+教材費)=7,000円(月)
- 月曜日~金曜日まで・・・・・・・・授業終了時から18時30分まで
- 土曜日、長期休暇 (夏休みなど)・・・8時00分から18時30分まで
- 休 所 日 日曜日、祝日、夏期3日間、年末年始
平日は、学校が終わってから18:30まで預かってもらえ、16:00までに帰宅する子供は自分で帰ってOKですが、それ以降は保護者の迎えが必要になります。
長期休暇 (夏休みなど)のみの利用も定員に空きがあれば利用可能。ただし、利用料とその他の雑費含め7,000円(月)は日割りでは無いので1日や数日だけの利用でも全額負担になります。
息子の入所時は、定員に空きが無いので長期休暇のみの利用は難しいんじゃないかと言われましたが、コロナ禍ということもあってか退所者が結構いたみたいで、長期休暇のみ利用されている方もいらっしゃいます。
一応入所時に毎週の利用日と利用時間を申請しますが、急な残業などでお迎えが遅くなっても開所時間内であれば問題無いです。
新入生利用開始日
学校が始まる前の4月1日から利用可能です。この日から利用する方もいれば、入学式後から利用される方もいらっしゃいます。
どちらが良いかはわかりませんが、息子は4月1日の初日から利用して、物珍しさもあってか上級生が歓迎ムードで手取り足取り教えてくれました。(幼稚園から行った子供には上級生の圧が怖かったようですが、親としては面倒をみてくれてありがたかったです)
日課
学校が終わるとそのまま学童に自分で行きます。新入生の場合は、学童の指導員さんが1ヶ月くらい新入生をまとめて連れて行ってくれていました。
到着後は、学童内のおもちゃで遊んだり、宿題をします。息子の学童は宿題の指導はありませんので、自主学習です。
15:30からおやつタイム。息子の学童のおやつは、けっこうなボリューム。
ドーナツ、串団子、焼き芋、パン、バナナ、大きめのカップゼリー、アイス、せんべい、チョコレート菓子などなど 1日1点ではなく、3点くらい選んで食べます。
息子はおやつを食べる習慣が無かったので、学童が始まって2年間おやつでお腹がいっぱいになってしまい、夕飯はほんの少ししか食べなくなりました。
16:00からは自由時間で、天気の良い日で校庭の利用が許可された日のみ学校の校庭でサッカーや遊具を使って遊べます。外遊びでも中遊びでも、勉強でも子供の自由です。
保護者のお迎えが来た児童から帰宅していきます。
学校が午前授業の時などは、お弁当を持って行き、学校終了後から預かってもらえます。
指導員さん
息子の学童の指導員さんは、専門性のある指導員さんが1名であとは、パートのおばちゃん、おばあちゃん。2年目の今年から定年後らしきおじいちゃんが加わりました。
パートのおばちゃんは、けっこう衝撃的でした。「おまえらならべ!何やってんだよ!」と怒鳴るタイプ。幼稚園の保育士さんの優しい声掛けに慣れていた親子にとっては、異世界。
昭和の時代には普通に学校の先生もこんな感じだったかも。
息子は、初めの半年はその声に委縮していましたが、1年生が終わる頃には攻略したようで、その怒鳴る指導員のおばちゃんに息子が「お姫様みたい。」って言ったらしく、父親が迎えに行くと「今日、お姫様みたいって言われちゃいました。」と嬉しそうに話し、それから息子は怒鳴られることが無くなったらしいです。
トラブル
子供同士のトラブルは、基本見守り。児童の人数も多く、見きれていないのが事実だと思います。
息子の場合、一度全身泥だらけになり、帰りに迎えに行った父親に「また着替えを持ってきてください。」とだけ指導員さんから申し送りが。
息子が家に帰ってきて、私が見ると頭から足の先まで泥だらけ。どうしたらこんなになるのか聞くと、「砂場で遊んでいたら突然頭から泥水をかけられた。この前は、いきなり顔に砂をかけられた。」と。
どこに相談しようか迷いましたが、息子の学童の利用者は、みんな同じ小学校の生徒なので個人面談の時に担任の先生に相談しました。
やった相手の名前を聞かれ、答えると先生が「あ~。ん~。それはいじめじゃないと思います。」。説明したいけど個人情報もあるので言えない、、、という感じで先生が口ごもってしまったので「わざとでないなら、大丈夫です。」と答えると「ご理解いただけると助かります。」とのことでした。
後日他のお母さんから、同様のトラブルで学童を退所した児童がけっこういると聞き、手が出てしまう児童が快適に過ごせる環境を作るまで公立の学童では手が回らないんだろうなぁと感じました。
総評
子供もストレスが多い時代。わんぱく過ぎる児童も多くいて、感情的にぶつかり合う光景もよく目にします。
色々な学年の児童がいて、新入生の時は精神的に辛く感じる部分もあるかもしれません。実際、息子はそうでした。
ただ、これも社会経験。2年生になってからは、その中で自分の居場所を見つけマイペースに過ごしています。
共働き世帯なので利用させていただいているわけですが、我が家は一人っ子なので、一人っ子で自宅に居るだけでは体験できない貴重な対人関係を経験できて良かったなと思っています。
来年度も審査が通ったので、利用する予定です。
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