高齢の叔母に差出人不明のAmazonの荷物で大騒動
父の妹、私のおばさんにあたる人が我が家から車で30分くらいのところに一人暮らししています。
父が長男、その下に3姉妹。その昔母から、姑と小姑にいじめられた話を散々聞かされていたのと、幼少期父の実家に帰省すると父の子供と3姉妹の子供への対応が違く、我が家はよそ者扱いされていたことから、疎遠となっていました。
そのおばさんが現在80歳前後で一人暮らし。
今回、「心当たりの無い荷物」が届いたことで大騒動。
相談できるところがなく、その荷物を持って警察署に行ったら「事件性が無いので何もできない。市役所に行けば良いのではと。」と言われたらしい。
遠方の父は、自分も高齢ですぐに来れるわけでもなく、不安がっている妹の影響を受けて父までパニックというか不安になったようで、何だかすごい勢いで私に電話があった。
幼少期にお世話になっていたり、親しみのある相手ならすぐにでも喜んで行きますが、散々よそ者扱いしてきた苦手な相手のために何かをするって気が乗らない。
見ず知らずの高齢者の困りごとを解決する気持ちで行ってきました。
荷物を見るとよくあるAmazonのポストインしてある茶色の封筒。
小さな箱っぽいものが入っている感触。
QRコードらしきものがあって読み込もうとしましたが、QRコードでは無く、色々封筒に貼ってある数字や文字を検索してもわからない。
Amazonのサイトで1時間以上探しても、すぐに電話で問い合わせができるところが無くドツボにハマった。
とにかく問い合わせ内容や問い合わせ先の部署が合ってなくても、amazonのカスタマーサービスに電話がつながればどこでも良いとがむしゃらにやっていたらカスタマーサービスから折り返し電話がもらえるサイトに到達。
そこで事情を説明し、やっと窓口につながりました。
注文番号のバーコードの番号を伝えて調べてもらったところ、ギフトて差出人は個人情報で言えないと。支払いは済んでいるのでもらっても料金は発生しないと。
そのことを叔母に伝えましたが、
叔母 「ギフトって言っても知らない人からじゃお礼も言えないから、、、」
私 「じゃぁ返品しますか?」
叔母 「でもせっかく送ってもらったんだし、、、」
私 「じゃぁ受け取りますか?」
心の中ではイライラが沸騰し、じゃぁどうしたいんだよ!
好意を持った相手なら高齢者だから判断がすぐにはできないし、迷うよねと優しく気持ちに寄り添えますが、そうじゃない人に私の心は優しくない。
Amazonのサポートセンターの方を待たせている状態なので、さらにイライラ。
しかしここでサポートセンターの方に聞こえるように叔母とやりとりをしていたので、サポートセンターの担当者の方の方が優しく
担当者 「中身を確認していただいても返品できますので確認したらいかがでしょうか?」
早速開けて見るとUSB充電器。叔母さんは高齢者の1人暮らしで携帯も無く、USBが必要な家電は見当たらないので詐欺じゃない?と思って返品しようとしたら
叔母 「あっ。私の姪っ子がマッサージ器具を送ってくれるっていっていて、充電器も無いだろうから送るよって言ってた。」
と姪っ子が自分を気遣ってくれて色々送ってくれるなどその姪っ子自慢を始めた。
だったらその姪っ子に一番に相談しろよ!
姪っ子って何だか若い子のような呼び方ですが、80歳近い人の姪っ子なので50歳前後。
Amazonのサポートセンターの方に結果を報告したいのに、姪っ子の話を長々始めて結論が出ない。
サポートセンターの方にはお詫びを伝え電話を切り、叔母には
私 「その送ったと思われる人に連絡を入れて確認をしてくださいね。」
と言って念のため聞いておいた返品先のメモを渡し、すぐにその場を後にしました。
帰りの車内で夫から
夫 「俺はすぐわかったよ。おまえマジか!?我慢しろって思ったよ。」
息子 「えっ?どの辺から? 俺全然気付かなかったけど。」
夫 「パパはママと長年いるからわかるよ。途中からヤバかったよ。」
何だろう。一応人助けはしたはずだけどスッキリしない。
私の醜い部分を子供の前で出してしまったからかな。
夫 「俺は叔母さんにイライラしないし、気にしないけどな。」
息子 「夫婦は性格が正反対の方がいいんだよ。」
私 「なんで知ってるの?」
息子 「何かの心理学の本に書いてあった。」
マジか。
なんか成長を感じて嬉しい。
昨日までイライラしていた息子でしたが、母がそれを上回った本気のイライラだったせいか、息子のイライラがかき消された1日でした。
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