突然83歳父が家にやってきた

2024年11月10日日曜日

エピソード

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 突然83歳父が家にやってきた

年老いた父親

私の83歳の父は母が病気で他界してから9年くらい独居。


子供は私含めて3人。


妹夫婦が一駅くらいの距離に住んでいますが、疎遠。


兄は奥さんの実家の近くに家を購入。私は夫の実家の近くに家を購入。我が家と同じくらい実家から車で2時間くらいの離れた距離に住んでいます。


3人とも自立していると言えば、うちの親の子育てとしては成功?となるのかな。


父は仕事人間で経済的には困ったことはありませんが、可愛がってもらったり記憶や一緒に遊んだ記憶がありません。


仕事で疲れていたんだろうと容易に推測はできますが、幼少期まともに会話をしたことすら無い。


そんな関係だった父が突然孫に会いたいと遠路はるばるやってきた。


来る直前にLINEで電車の到着時間を知らせてきたんですが、息子の習い事中で息子のお迎えもありその時間は行けないことを返信したら、親戚の家に行っていると。


子供の習い事が終え父のところへ直行。


親戚の家に到着すると誰も出てこない。

驚く女性

どうしようかな?と思っていると、下着姿のような父が歩いてきた

正直かなりギョッとした。認知症が始まったかなと。


痩せてズボンがずり落ちパンツが丸出し。下着の白いランニングシャツ。


どう話しかけて良いか戸惑いましたが、


私  「その格好で来たの?


父  「暑かったから脱いだんだよ。


まだ父がどういう状態かわからないので、”その格好おかしいだろう”という本心は言わず、車に乗せエアコンを付けて

私  「エアコンで涼しいから上着を着た方がいいよ。

と言ってみたところ

父  「エアコンの風が冷たすぎる!!


もうなんなんだよ。


結局親戚は不在だったためそのまま父が行きたいと言う海鮮が食べられるお店へ。


来ることを知らずに習い事の前に私と息子はガッツリ食べていたので全然お腹が空いていない。


ただせっかく来た父の希望を叶えることに。


父は大満足で食事を終え、私の家に行きたいというので家で休憩することに。


夫が仕事で不在だったので、夫の仕事が終わったら一緒に夕飯を食べたいと言っていたのですが、結局来るだけで疲れ果ててしまったようで昼寝をしたあと暗くなる前に帰ると言い駅まで送りました。


よくわからないまま振り回された1日。


老人ホーム


昨年末に会った時より一気に色々な機能が衰えた様子。今日の服装などを見てしまうと老人ホームに入った方が良いと思うが、父は老人ホームへの偏見がある。


病気の母を退院後自宅では面倒を見れないと父が言うのでワーカーさんから老人ホームを提案された時「あんなどうしようもない人たちが行くところ入るもんじゃない。」と一蹴していたので本人から入りたいとは言わないだろう。


まあ父の人生。好きにしていただければ。


うちの夫も老人ホームを嫌がるタイプ。


自分から行くとは言わないでしょう。


今回を機に夫に

私  「もし私が先立ち、息子がお父さんの一人暮らしはもう無理だと判断した時には、素直に息子の意向を受け入れてください。


夫  「えーーー。老人ホームはちょっとなぁ。


やっぱりそう言う。


”だったら長生きしようと思わないでね”とも思ったが、息子からしたら少ない身内。


1人でも生活できるよう夫を教育しておいた方が良いのかな。

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